古代窯業技術の研究
ジャンル:考古学
定価:12,000円+税
サイズ:B5判上製(4色カバー巻・ケース入)
ページ:258頁(本文250頁、口絵カラー8頁)
ISBN:978-4-8409-5022-0
われわれの身近にあるやきものは一万年をはるかに超える歴史がある。古代窯業の技術は器という機能を進歩させながら、今日までその技術が連綿と受け継がれてきている。
このたび、理化学的な手法を用いて分析された数多くのデータを駆使して古代の土器や陶器の製作に、どのような技術や製作者の意図が加わっていたのか復元し、考察したものである。
理化学的な立場から、窯業製品の含有成分、年代の特徴、装飾の技術、社会環境の復元などをはじめとして、ガラスや釉の研究にまで及んでいる。
本書は従来の考古学にはなかった視点から、出土品の核心を究明した画期的な論考である。今後の考古学に貢献するところが大きい。