近世書人の表現と精神:柳原出版
近世書人の表現と精神

近世書人の表現と精神

続近世日本書道史論攷

著:米田彌太郎

ジャンル:書道

定価:7,300円+税

サイズ:A5判上製

ページ:528頁

ISBN:978-4-8409-3015-4

91年1月に『近世日本書道史論攷』を著された米田彌太郎先生が、84歳の今年、その続編ともいうべき上記表題の著作をまとめられ、弊社より刊行致しました。前著以後に発表された22編の論文を加筆され、集大成されたいわば畢生の大著です。寛永の三筆から始まり、仙香E鵬斎・槐堂に至る二十余人の「書をよくした人」たちについてその作品と、書論、交遊関係などを考証し、彼等の姿に迫る著作であります。ある読者の方からは、「近世書道史を論じた研究書が少ない現在、こうした種類の本を渇望していたところ、この本に巡り会えて嬉しく思っている」といった内容のお便りも戴いております。全528頁、所載の図版 200余点。図版の書幅や墨帖のうち50点は、著者自身の愛蔵のものであり、他にも著者自身が現地へ足を運んでカメラに収めた写真も多く、本の中の展覧会としても一見の価値あるものと申せます。巻末には、前著とこの度の著との二冊を通して人名及び書名の総索引を添え、研究者の便を図りました。