呉昌碩談論:柳原出版
呉昌碩談論

呉昌碩談論

文人と芸術家の間

編:松村茂樹

ジャンル:書道

定価:2,000円+税

サイズ:四六判並製

ページ:270頁

ISBN:978-4-8409-3016-1

近代中国最高の書画篆刻家として知られる呉昌碩(ご・しょうせき)について、知友・弟子など直接面識のあった十二名の人々が語り(談)、それを踏まえた編者は伝統的な「文人」と近代的な「芸術家」の“はざま”を生きた人として位置づける(論)。劉海粟や潘天寿のような個性的な著名人のほかに、子供の頃からの弟子や探訪記者の報告もあり、バラエティにとむ。本書では呉昌碩は終始「河内弁」でしゃべるが、それは上海という近代的な大都会における伝統芸術の位置を暗示している。